GOSPEL Music ゴスペル音楽って

「福音」を伝える宗教歌であり、黒人音楽のルーツでもある

ゴスペル:GOSPELとは、辞書によると、「福音:キリストとその使徒たちの教え」「よい知らせ」(good+spell)を意味します。
ゴスペルミュージックは、黒人霊歌から派生した宗教歌。19世紀、アフリカからアメリカ大陸に奴隷として連れて来られた黒人達が神に向かって救いを求め、生きる歓びや感謝の気持ちを歌ったのが発祥とされています。彼らの魂の声であり、神への賛美でもあるゴスペルは、キリスト教の教会を中心に多くの人々に歌い継がれ、ジャズ、ブルース、ソウル、ラップなど黒人音楽のルーツともなっています。

現在では、ソウルやR&Bのアーティストがゴスペルを歌うことも多く、また、大人数のクワイアばかりでなくカルテットもあればソロで歌うシンガーもいるなど、スタイルはさまざまです。日本でもミュージカル『Mama,I Want To Sing』や映画『天使にラブ・ソングを』などをきっかけに大変ポピュラーになり、キリスト教とは無縁の人々もゴスペルを歌うようになりました。

私たち自由が丘ゴスペル・クワイアも、ほとんどがノンクリスチャンです。でも、歌詞の意味を自分達なりに噛みしめながら、歓びや感謝の気持ちを込めて歌っています。

JGCメンバーにとってのGOSPEL

『わたしにとってゴスペルは、上に向かって歌うことです。空のむこうに居る大いなる何か、自分が信じる神様のような存在に対して、生きてる歓びや活かされている感謝をとどけるように歌いたい。そして、歌っている人同士や聴いてくれる人達と、うれしい気持ちを共有できればいいなと思っています。』(M.O.)

『私にとってのゴスペルは、愛!?目の前にいるだれかや、記憶の中に潜むだれかを心に描いてその人たちに向かって 心からこの気持ちを伝えたい。ささやかな愛やいとしい気持ちを伝えたい。感謝して賛美したい。私にとってそれを表現できるのがゴスペルだと思っています。』(em)